11月は「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」期間です。子ども虐待をなくすため「オレンジリボン運動」が行われています。

このエントリーをはてなブックマークに追加

児童虐待は、地域や社会全体で解決すべき問題です


児童虐待とは、保護者が子どもに対して、殴る・蹴る(身体的虐待)、暴言・無視(心理的虐待)、衣食住の世話をしない(ネグレクト)、わいせつな行為をする(性的虐待)などのことをいい、深刻な問題となっています。

こうした虐待が続くと、子どもの心に深い傷を与え、子どもの発達に悪い影響を及ぼします。また、子どもの生命が脅かされる重大な事件も発生しています。その背景にはさまざまな要因があり、子育てに悩みを抱えた保護者も少なくありません。

令和3年度、全国の児童相談所が対応した児童虐待の相談件数は、207,659件(速報値)に達し、過去最多を更新しました。令和4年度児童虐待防止推進月間標語“「もしかして?」 ためらわないで! 189(いちはやく)”のとおり、周りの“気づき”と速やかな相談・通告が、子どもの生命を守り、保護者と家庭を支援することにつながります。

児童虐待は、どの家庭でも起こり得る問題であり、地域や社会全体で解決しなければなりません。私たち一人ひとりが、児童虐待について関心を持つことが、児童虐待防止の第一歩につながります。

 

子育ての悩みは、一人で抱え込まずにご相談ください


子育てには、悩みごとや心配ごとが尽きないものです。

核家族が増加し、地域の人間関係が希薄になる中で、保護者の方の中には、周りに援助を求めたり、相談したりできない場合も多いのではないでしょうか。

また、「子どもが言うことを聞かない。かわいく思えない。」「自分だけがうまく子育てできていないのではないか。」といった、さまざまな悩みや不安を一人で抱え込んでしまい、苦しんでいる保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

あなたが抱え込んでいる子育ての悩みや不安を、岐阜市子ども・若者総合支援センター“エールぎふ”に相談してみませんか。話すだけでも、気持ちが軽くなったり、冷静に考えられるようになったりします。

●岐阜市子ども・若者総合支援センター“エールぎふ” TEL.0120-43-7830(総合相談)

 

児童虐待ではないかと疑いを持たれたら、迷わずに相談・通告を


多くの場合、虐待を受けている子どもは、自分から「助けて!」という声を上げられません。周りの大人が「ちょっとおかしいな」という子どもや保護者の様子に“気づき”、それに基づく、関係機関への速やかな相談・通告が大切です。「虐待かもしれない」と感じられたら、迷わずに相談・通告をお願いします。

●児童相談所虐待対応ダイヤル 189(いちはやく)

※岐阜市内からかけると、岐阜県中央子ども相談センターにつながります。

●岐阜県中央子ども相談センター TEL.058-201-2111

●岐阜市子ども・若者総合支援センター“エールぎふ” TEL.058-269-1600(虐待通告専用)

→児童虐待について詳しくはこちらへ

2023年11月1日